【北海道苫前町】三毛別羆事件の復元地と郷土資料館を訪れてきた

【北海道苫前町】三毛別羆事件の復元地と郷土資料館を訪れてきた

風力発電が盛んな町・北海道苫前町を訪れて来ました

 

先日、北海道の北方、稚内と留萌の中間あたりに位置する「苫前(とままえ)町」に行ってきました

町のHPにも掲載されている通り、巨大な風車がたくさん設置してあってクリーンなエネルギーが供給されていそうです

巨大風車がたくさん!

苫前町の風力発電

画像引用:苫前町

 

割と有名な話ですが、

ここは日本史上最大・最悪と言われている羆による獣害事件

「三毛別羆事件」があったところでもあります

 

三毛別羆事件とは?

 

三毛別羆事件をご存知ない方のために、一応ご説明

Wikipediaの引用で申し訳ないですが

三毛別羆事件(さんけべつひぐまじけん)とは、1915年(大正4年)12月9日から12月14日にかけて、北海道苫前郡苫前村三毛別(現:苫前町三渓)六線沢で発生した、クマの獣害としては日本史上最悪の被害を出した事件。六線沢熊害事件(ろくせんさわゆうがいじけん)、苫前羆事件(とままえひぐまじけん)、苫前三毛別事件(とままえさんけべつじけん)とも呼ばれる。

エゾヒグマが数度にわたり民家を襲い、開拓民7名が死亡、3名が重傷を負った。事件を受けて討伐隊が組織され、問題の熊が射殺されたことで事態は終息した。

引用:Wikipedia

 

「死亡」ってひと言で書いてますけど、吉村昭さんの小説「羆嵐」や、木村盛武さんのドキュメンタリー「慟哭の谷」を読むと、当時の生々しさが伝わってきてめっちゃ怖いです

 

「腹破らんでくれ!喉くって殺して!」

熊はタケの腹を引き裂き、うごめく胎児を土間に搔きだして、やにわに彼女を上半身から食いだした

引用:慟哭の谷

 

「おっかあが、少しになっている」

それは、遺体と呼ぶには余りにも無残な肉体の切れ端にすぎなかった。頭蓋骨と一握りほどの頭髪、それに黒足袋と脚絆をつけた片足の膝下の部分のみであった。

引用:羆嵐

 

熊って人間など食べ物としか思ってない(しかも女の人を執拗に狙う)…怖いですよねぇ…((( ;゚Д゚)))

しかも火を恐れない、今までの常識ちょっと改めた方が良いかも…

 

 

まずは郷土資料館へお邪魔する

 

苫前町の郷土資料館へお邪魔します

ここは以前、町役場だったそうで、役場移転後は郷土資料館として活用しているんだって

モダンな建物ですよね

苫前町郷土資料館 入口

 

いきなり「渓谷の次郎」様がお出迎え

 

入館すると「渓谷の次郎」と名付けられた羆のはく製にお出迎えされた

ちょっと小ぶりにも見えたが、350kgもあるそうだ

「苫前町三渓」ってことは、ひょっとすると三毛別事件ヒグマの子孫かもね((( ;゚Д゚)))

体重も同じくらいだし

渓谷の次郎 羆

 

結構見所満載な郷土資料館

 

受付で入館料300円を払い、展示物を観て回る

想像以上に見所があって楽しめる♪

 

昔のベビーカー「乳母車」
昔のベビーカー「乳母車」ともw
オロロン鳥
オロロン鳥
千人針
千人針 北海道も戦争中は大変でしたのね…
古いナショナル(パナソニック)のラジオ
古いナショナル(現パナソニック)のラジオ
苫前の縄文土器
縄文土器 北海道には弥生文化がなかったと聞いている
三毛別羆事件模型
三毛別羆事件当時の復元
三毛別羆事件概要
三毛別羆事件概要
羆嵐
羆嵐も展示してあった
幻の巨熊 北海太郎
幻の巨熊「北海太郎」 2.5m/500kgもあったといいますから、三毛別事件の熊を遥かに超えるサイズと思われますが…

 

 

 

三毛別羆事件復元地へ移動する

 

展示物を堪能したら、次は三毛別羆事件のあった場所「三毛別羆事件」へ移動します

共同より車で30分くらいの場所です

なお、注意事項として

 

「携帯電話の電波が届かない場所である」

「ヒグマの目撃情報がある地域である」

 

ということを念頭に置いて、もしこのブログを読んで来訪される方はくれぐれもヒグマに注意して行動していただきたいと思います

 

巨大なクマのハリボテがお出迎え

 

開拓当時(大正15年)の茅葺き屋根の粗末な家を復元したものと、その家を襲った巨大なヒグマが展示されていました

家の中には「来訪者受付簿」がありました

町が入場者数を把握するために設置しているそうです

積極的に記入しましょう(氏名記載は不要です)

※注意事項
 ・現地では、ヒグマが出没することもありうりますのでご注意下さい!!
 ・現地を訪れる際は、音が出るものを携帯し、人がいることをヒグマに分からせる対策について講じていただくことをおすすめいたします。

※お願い
 ・現地では、入場者数を把握するため、復元住居内に「来訪者受付簿」を設置しておりますので、現地に訪れた際には記帳のご協力をお願いいたします。

引用:苫前町

 

三毛別羆事件復元地

 

僕らが来たときには車が2台停まっていて、4人くらいの人が見学しておりましたが、

すぐに誰もいなくなってしまって、めっちゃ寂しい状態に

こりゃホントにクマが出たらヤバいねーなんて言いながらも一通り見て回りました

 

先人の想いと無念に祈りを捧げる

 

現地碑が建ててあったので、

原野だった北海道を開拓してくれた先人の想いと、志半ばで羆に食われてしまった無念に祈りを捧げる

碑には小銭がたくさん投げ込んでありました(おさい銭ですね)

 

三毛別羆事件 現地碑
三毛別羆事件 現地碑

 

 

ヒグマに注意するよう書かれた板

 

でも、ヒグマって50km/h(最大)で走ることできるらしいよ?

この現地に入る道って砂利道なんだよね…

車傷つく覚悟か事故る覚悟じゃないと逃げ切れない気もするが、どうなんだろ?

 

ヒグマ目撃情報注意版
ヒグマ目撃情報注意版

 

現地にあった案内板(史実)

 

あー

「腹破らんでくれ!!」

まさに「慟哭の谷」ですね…

 

三毛別羆事件にまつわる史実
三毛別羆事件にまつわる史実

 

 

 

クマのハリボテ、大き過ぎないか?

 

で、現地にあるクマのハリボテなんですけど

ちょいと大きすぎやしませんか?

ヒグマは金毛を交えた黒褐色の雄で、重さ340kg、身の丈2.7mにも及び

引用:Wikipedia

とあるので、郷土資料館で見た「渓谷の次郎」(350kg/1.7m)や、「北海太郎」(500kg/2.5m)と比べてもデカ過ぎる

これは誇張と言っても良いのではないだろうか

まあ来訪者にインパクトを与えるには充分だと思うが(笑

 

郷土資料館にあった羆事件再現のアレの方がリアルなサイズ感だと思う

「渓谷の次郎」「北海太郎」と目視で比べてきたしね

 

三毛別羆復元地のクマ
三毛別羆復元地のクマのハリボテと僕の頭
三毛別羆事件復元地のヒグマ
ネットで拾った写真を見ても、デカ過ぎるだろーw
三毛別羆事件を再現
郷土資料館のこっちの方がリアルなサイズ感ではないだろうか?

 

 

北海道開拓の苦労と苫前の歴史を学べ貴重な体験となりました

 

ずいぶん昔に「羆嵐」を読んで、苫前に来てみたいと思っていたのですが、念願叶ってようやく来ることができました

北海道はもともと原生林だったので、開拓には相当な苦労を伴ったと(いろいろな文献などで)伺っています

でも、まさか羆に食べられてしまうとは…

 

苫前のいろいろな歴史も観れて面白かったです

 

皆さま、くれぐれも復元地へ赴く際には羆対策をしていってくださいね

 

最後になりますが、苫前のとなり「羽幌町」にある、ちょっとイケるランチをご紹介

手前が「ウニ丼(2,500円)」、奥が「羽幌丼(1,500円)」

北のニシン屋さん」にて

 

北のニシン屋さん
北のニシン屋さん 「羽幌丼」と「ウニ丼」

 

 

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